現在、多くの組織では、新入社員を含めた若い社員や、年長者の部下、そして、様々な属性の社員を含めた多様なメンバーにどのように働きかけ、チームが担っている目的目標を実現していけばよいか、迷っている次世代リーダーが非常に多くなっています。
30前後〜40前後の人たちが、チームが担う戦略戦術を組み立て、多様化したメンバーに適切に働きかけていかないと、目標実現へのプロセスが機能せず、混乱が続いてしまいますね。
昔のように、自分が育てられたやり方を踏襲していけばうまくいく……という時代ではなくなっています。部長クラス以上のかたも、課長にやり方を教える余裕がありません。その上、異質な人たちの集まりをうまく動かしていかなければなりません。
どうしようかと思って、上に相談しても、「それがきみの役割だろ」と言われてしまうため、誰にも相談ができない状況で苦戦している次世代リーダーが多いのです。
その課題状況を解決する一つの手法が、弊社のマンツーマンコーチングです。
企業が生み出す付加価値は最終的に現場で生まれている……というのがわたしの持論ですが、いま現場を指揮する中核である30前後〜40前後のマネージャークラスが、悲鳴を上げています。
◆リーダーとして、チームが担う戦略戦術をどのように組み立てていけばよいのか?
◆多様なメンバーで構成されるチームをどのようにファシリテートすればよいのか?
◆メンバー一人ひとりのポテンシャルを引き出して成果に結びつけるにはどのようにコミュニケーションやコーチングを行なえばよいのか?
◆自分自身や部下の「問題解決能力を高める」といっても、人それぞれ得意不得意があるが、どんなツールや手法が有効なのか?
◆上司や外部関係者を含めた周りを巻き込み、協力体制をつくるにはどうしたらよいのだろうか?
そうした、リーダーが担う役割を果たすための考え方やスキルを、実際に直面している課題の解決プロセスを一緒に進めながら身につけていただくサービスが、弊社のマンツーマンコーチングです。
課長クラスを対象に、集合研修で基本的な考え方やスキルをご紹介した後、1ヶ月ほどの現場での実践期間を経て、次にマンツーマンでのコーチング面談を行うというプログラムがあります。これは、ある大手ゼネコンさんで実践して頂いた後のマンツーマンコーチング受講後のアンケート回答ですが、「これまで受けた研修は机上の論議という感じがしてどこか他人事ととらえていた。けれども今回は今の自分の課題に直結していて、とても有益だった。」というのがありました。
わたしの研修ではそのように感じてくださるかたがとても多く、大変嬉しいことです。マンツーマンコーチングでは、お一人おひとりそれぞれが抱えている具体的な課題の解決につながるアプローチを一緒に進めていくわけですから、時間効率も非常によいのです。
マンツーマンコーチングでは、部下には言えない悩み、部長に相談すれば「きみは課長だろ?そんなこともわからないのか?」とネガティブに評価されてしまうような事柄も率直に相談してくださいます。
皆さん切実な状況ですので、率直にご自身の課題や解決されたいことをオープンにお話くださいます。面談をしている中で、必要なかたには、ハーマンモデルを使った思考行動特性診断を行ないます。この思考行動特性は「効き脳」ともいわれるのですが、この効き脳の違いで生じるコミュニケーショントラブルを理解し、対応していくことで、個人やチーム活動の生産性や創造性を飛躍的に高めることができます。
「効き脳診断」を、ご自身と上司・部下含めた全員にご受診いただいたリーダーの方からのアンケート回答では「自分を含め、一人ひとりの効き脳を客観的に診断し、自分自身や係員の力を引き出すためのアプローチが具体的ですぐ現場で役立った」というお声も多くいただきます。相手が無意識にどのような思考行動傾向をとるのかがわかるだけで、チームの活性度もずいぶん変わりますからね。
その他、当初は、ご本人と部長、お互いの効き脳が対極にあり、部長から何を期待されているのか具体的に理解できなかったリーダーの方ですが、互いの効き脳の理解により状況が改善されたリーダーの方も多くいらっしゃいます。
「自分の役割と組織の中での動き方について具体的にアドバイスをもらって、迷いがなくなりました。内容を部長と共有し、目線合わせができましたので、とても有意義だった」というアンケート回答を頂いています。
わたしは、人の特性や状況に応じて、カウンセラーの役回りから、コーチ、ティーチ、そのかたに必要な処方を適宜選択してすべて対応します。
通常、3ヵ月継続して取り組まれることをお薦めしていますが、小さな課題から対処すべき状況を整理し、解決への切り口を見出し、有効なツールを提供して解決行動を実践していただき、成果を確認し、軌道修正していきます。つまり、課題解決に向けてPDCAを高速回転させていくわけです。
人がつまずいている時というのは、階段の踊り場にいる状況です。その状況を一緒に整理し、解決の切り口を見つけて対処方法が理解できれば、顔が上を向きます。人は自分で解決できそうだと思えれば「覚醒」します。
一人ひとりの持っているポテンシャルを活かして次のステップへ進んでいく小さな積み重ねが自信を生みます。苦戦している課題の解決局面に寄り添って、新たなモノの見方や考え方、必要なビジネスツールやスキルを修得しながら、解決を進めていくプロセスをサポートされると、次世代リーダーは、踊り場を乗り越えることができます。
「複雑な関係性が多いポジションで、部下との接し方、フィードバックの仕方、関連部門や上司との接し方、コミュニケーションの取り方を、具体的な事例に基づきながらアドバイスしてもらえた」と、関係性を見極めることで自信につながった次世代リーダー^の方もいらっしゃいました。この方の気付きからわかるように、実は、「関係性の質」はとても大切ですね。実際の局面の中で気付いていくことで、実践できるスキルになっていきます。
次世代リーダーの方が、今、向き合っている課題解決のプロセスそのものを支援するマンツーマンコーチングについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
「今の状況についてのお話は、3つに分かれていますね。とすれば、こんなつながりは考えられませんか?」
「方法はいくつ考えられましたか? ・・・なるほど、その二つ目の方法は…ですので、その方法をとると今の状態がこの方向へ変わりませんか?」
「ご自身が、逆の思考行動特性のタイプの人だった場合、…という発言に対してどんな感じ方をすると想いますか?」
こんな対話で、ご自身の直面している課題の解決を一緒に進めていきます。
ですから、習得度も高いし、結果もはっきり変わる。個別面談の後、皆さん晴れやかな顔をして部屋を出ていくとよく言われます。
それでは、お気軽にご相談ください。お待ちしております。
- コーチの紹介
加藤 広嗣
あなたのリーダーとしての成功に向けて、マンツーマンで、現状などをお伺いさせて頂き、必要なスキルだけを効率よく習得頂けるようアドバイス差し上げます。
加藤は、これまで、人を活かし業績をアップさせる若手リーダーの育成を通じて、企業改革のお手伝いをさせていただくプロフェッショナルとして活動しております。
基本的な問題解決のスキル&ノウハウのセミナーや、人のポテンシャルを引き出し、チーム成果を最大化させていくプロセスのセミナーも月数回行っています。
そして、最も多くの時間をかけているのが、実際の企業様が直面している課題を、現場の若手リーダーの皆さんと一緒に解決していくプロセス・ファシリテーションです。
この直面している課題解決のプロセスを通じて、若手リーダーの問題解決スキル&人を活かし伸ばすスキルの両面を修得しながら、現場業績をアップさせていく伴走サポートをしています。
「あなたのチームに変化を引き起こし、業績をアップさせる」ために力は惜しみません。遠慮なくご相談ください。